こんばんは。
今日は、新小5のK君が解いている国語テキストの物語文について話します。
K君は中学受験を目指していて、算数と同様に国語の勉強も進めています。
国語との文章題と言えば、大体説明的文章と文学的文章の2種類に分かれています。
そして、先日K君は文学的文章を解きました。
しかし、その日の文章は今までと違ってあまり理解できていない様子でした。
その理由は、文章の内容に「大人の人間関係」が絡んでいたからです。
2人の父親は、会社では上司と部下の関係
そして、お互いの息子は悪友
上司の息子Aが部下の息子Bをからかいケンカになる
それを知った部下は息子Bを連れて上司に平謝り
部下の息子Bはその光景を見て悔しい思いをする
簡単にいうとこんな内容です。
息子Bからすれば、今まで強いと思っていた自分の父親が
悪友の親に平謝りをしている姿を目の当たりにしてどのような気持ちになったか。
また、父親は息子Bにどのような気持ちを抱いたか。
親(大人)同士の関係が絡んだ人間関係に慣れていないので
K君の中では、うまく整理ができなかったようです。
初めて大人の世界へ足を踏み入れたという感じでした。
授業では、ホワイトボードで登場人物の関係とそれぞれの気持ちを詳しく説明したところ、よく理解してもらいました。
中学入試の読解問題は子供の世界だけではなく、大人の世界も描かれます。
順境の場面だけではなく、逆境の場面も描かれます。
これからも文章を通して、大人の世界にもたくさん遭遇すると思いますが
いろいろな人間関係や状況に接することで、自分自身も少しずつ成長していきましょう。
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