こんばんは。
塾講師というのは、毎日「先生」という立場にいるので
どうしても「教える」というイメージがあると思いますが
実は、毎日生徒達に「教えられている」のです。
生徒が教室に入ってきた時、どのような表情をしているか
授業開始時の表情や姿勢はどうか
宿題の出来（ていねいさ）はどうか
問題を解いている時の様子はどうか
帰る時の様子はどうか
など、様々な場面で生徒から出される信号をできる限り受け取り
どのような接し方をすればよいか
どのような内容の会話をすればいいか
どのように解説すればよいか
どのように褒めればよいか
どのように叱ればよいか
「今生徒のために」を瞬時に考え、その都度適切な対応を心がけます。
当然、授業後に反省することもしばしばですが
その経験を糧にして、次の授業準備に活かすことができます。
生徒達は、言わば私を「先生」として成長させてくれる「先生」です。
先週から新小３のＲ君が授業を受けに来てくれています。
受験生をメインに教えてきた私からすれば「大先生」です。
６０分の授業は緊張の連続で、終わればどっと疲れます（笑）
基本的には、国語と算数のテキスト問題を解くのですが
教えるところ、考えてもらうところをその都度見極め
Ｒ君の理解度を確認しながら授業は進んでまいります。
しかし、なんと先日の授業中、問題を解いている最中に
「あーっ、もしかして寝るのか！？」
という瞬間があったのでびっくり。。。
私はこういう時に適した対応は何かを考え
ここぞとばかりに板書の講義へ切り替えました。
おのずと私の動作や話し方も派手になりがち
講義自体をとても楽しませていただきました。
Ｒ君もその時は完全に復活して、ご機嫌に授業を受けてくれました。
「よかった、よかった！」
いやぁ、この２週間で私の授業スキルは確実に鍛えられました。
何年やっていても「完璧」なんていう文字はありません。
これからも頑張って「大先生」についていきます！
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