こんばんは。
数人の方から以下の相談がありました。
「家庭学習では問題が解けるのにテストで点が取れない」
これまでにも同じような内容で何度か書かせていただきました。
しかし、1つのテーマに対しても悩み方は十人十色です。
いろいろな角度から解決策を考えるというのは大切なことです。
普段はできるのに本番では力が発揮できない。
これは勉強に限って言えることではありません。
現在、大相撲の夏場所が行われています。
ある力士の「立ち合いがしっくりいかない」というコメントに対して
「『立ち合いがしっくりいかない』という力士、結構いますよね。その意味がよく分からないですよね。常日頃から本場所のような気持ちで、立ち合いを稽古場で行っていないんでしょうね」
と解説者の方が話されていました。
稽古でやっていることが本場所で活かせていないということですね。
また私の話で恐縮ですが
ソフトボールの投球について、練習ではそれなりにいい球が投げられるのですが、試合になるとボールに力が入らずコントロールも悪くなります。
ボールを投げている感覚が全く違います。
これも理由は同じです。
「普段から試合を想定して投げていない」
「練習と試合の環境や条件が違う」
ということです。
練習では1人で壁を相手に投げるか2人でキャッチボール程度なので緊張感もなく、何となく的を絞って投げている感じです(これがダメ!)。
しかし、試合ではまず目の前にバッターが立ちます。
1球ごとにカウントされ、フォアボールやデッドボールもあります。
投げたボールによってはヒットやホームランを打たれます。
自分に与えられる環境や条件が全く違います。
もちろんメンタル的なプレッシャーも全く違います。
試合で成果を出すためには、普段から少しでも試合に近い環境の中で意識をもって練習に取り組む必要があります。
私はバッターとストライクゾーンが分かるものを置き、試合の時と同じ緊張感の中で繰り返し投球練習をしたおかげで成果が出てきました。
テストではいつも通りの力が出せない人は
普段の勉強とテストの時とでは何が違うのかを書き出すといいですね。
普段からテストに近い環境の中で意識をもって問題に取り組めているか。
・解答はテストの解答用紙に書くつもりで丁寧に。
できればノートではなく、1枚の紙を使用するといいですね。
・時間を計ってプレッシャーをかける。
少し短めの時間に慣れておくといいですね。
そして時間が終われば必ず手を止めます。
・解き終わればすぐに答え合わせをして正誤を確認する。
全体を振り返って解けなかった問題は「理由」を考える。
毎回準備から振り返りまでを丁寧に行うと
テスト時の「臨場感」を作り出すことができ
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