こんにちは。
前回は、私が保護者として学校の個人懇談に参加した話をしました。
現在弊塾でも三者懇談を行っています。
大手進学塾に務めていた頃から数えると、千人以上の方と懇談しています。
そこでいろいろと見えてくるものがあります。
私が一番つらいと思う懇談は
ずばり「子どもを褒めない親」の場合です。
懇談が始まったとたんに
「先生うちの子どうですか?」
「迷惑ばかりかけてるでしょ」
「家では何もしていませんよ」
「どんどん叱ってくださいね」
こんな感じです。
私が少しでも塾での様子を褒めようとすると
「でもね先生、家では…」
と、また叱るネタをぶち込んできます。
もう叱り癖がついてしまっています。
隣にいる子どもはずっと黙ったままです。
いきなり「あんたどう思ってんの?」などと聞かれたところで、表情が固いまま何も答えることはできません。
子どもは授業でも
「人の話を聞かない」
「的外れな返事をする」
「問題の文章を読み取れない」
等の癖がついてしまい、なかなか成績は伸びません。
逆に成績が伸びる子の親の場合は、私が子どものことを褒めると
「よかったね~」「やったね~」
と子どもと一緒になって自分のことのように喜んでくれます。
子どもも自然と笑顔になります。
そのような環境で育った子どもは人の話を素直に聞き入れ、自分の意見をきちんと言えるようになります。
問題文の読み取りも的確です。
人の話や言葉を正確に受信する習慣がついています。
懇談は数十分の時間ですが、違いは明らかです。
前回は私の「夏の目標」を書きましたが
お家でもぜひやっていただきたいことがあります。
「できたところやよかったところを褒め合う」
ことです。
子どもから親へ
親から子どもへ
1日1つ以上褒め合う時間を作ってほしいと思います。
夏休みはお互いに接する時間が長くなるので「褒めるネタ」を見つける機会も増えます。
出来れば「褒めるネタ帳」を作ってリストを20個以上確保しておくといいですね。
「20個も多い!」「そんなに見つけられない!」
と思われるかもしれませんが、 どんな小さなことでもいいので探せば絶対に見つけられます。
20個を達成したら30個、40個と増やしていきます。
そこまでいくと子供のいいところしか見つけられなくなって叱ることを忘れてしまうかも…
これで暑い夏も快適に乗り越えられますよ!
● 小学生への指導方針やエピソードはこちら!
●受験に関するご相談をお待ちしております。
入塾や講習に関するご相談もどうぞ。
ブログ更新情報などもお知らせします!
「1人でできる勉強法」をプレゼント🎁
●中学受験を応援します!