基礎から学ぶ中堅私立中学受験

奈良県三郷町にある学習塾塾長(ひろきん)のブログです。全国のお子さんを対象にリモート授業も行っております。中堅私立中学(偏差値50~55ぐらい)受験合格を目指して頑張っている生徒や保護者の方を全力で応援します。偏差値40台からの挑戦!基礎から学び、共に成長しましょう!

夏休みと言えば。。。

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こんばんは。

 

突然ですが、夏休みと言えば。。。

 

時間がたっぷりあるので、総復習ができる。

今までの遅れ(弱点)を取り戻すことができる。

秋からの本格的な受験勉強に向けて・・・。

 

というようなことをよく言われます。

もちろん、これらは決して間違っているとは言えません。

しかし、下線部の言葉に注目してよく考えてみましょう。

 

「たっぷり」

今年の夏休み(1日受験勉強ができる日)は多くて20日ぐらいです。

そのうち15日で6時間ずつ勉強したとしましょう。

合計の勉強時間は15×6=90時間。ということは、1教科の勉強時間は90÷5=18時間(小学生の場合は90÷4=約22時間)です。

つまり、1日(24時間)もありません。

 

これって総復習をするうえで、時間が「たっぷり」あると言えるでしょうか?

学校の宿題や2学期の予習、その他諸々の予定を考えると、決して時間に余裕があるわけではありません。

勉強時間が足らない場合は、起きている時間の中でさらに確保していく必要があります。

 

「取り戻す」

この言葉をプラスに考えることはできません。

遅れを取り戻すということは、基本レベルでマイナスから何とかゼロに戻すということです。

つまり、受験勉強というステージで考えればスタート地点にもたどり着いていない状態です。

 

ここから更なる反復練習や問題演習をこなして、初めて「できた」というレベルに到達するわけです。「取り戻す」=受験レベルに到達するまでの「準備段階」です。

 

「秋からの」

入試本番(1月~3月)だけに照準を合わせるのであれば、秋からでも間に合うかもしれません。しかし、受験校を確定するために大切な「模擬テスト」は9月から始まります。

このテストの結果を受けて随時面談し、受験校が概ね確定します。

つまり受験生が入試並みに結果を求められるのは9月以降ということになります。

 

秋は運動会などの行事も増え、疲れる時期でもあるのでなかなか集中して勉強することができません。

また、2学期以降に復習する単元は、できる限り早く学習し終え、その都度入試レベルまで引き上げる必要があります。

 

このような事項を踏まえたうえで「今年」の夏休みの過ごし方を考えましょう!

 

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