こんばんは。
今日は機械修理が大好きな生徒の話をします。
その生徒（T君）は普段とてもおとなしく、あまり勉強が好きとは言えません。
でも、先日お母さんと懇談をした時に、機械好きであることは聞いていました。
ある日、T君は教室の隅に置いていた廃棄するインクジェットプリンターを持って帰ってもいいか聞いてきました。
「こんなん壊れてるから捨てるやつやで。」
「大丈夫です。僕が修理します。」
「マジか？だったらお家の人と相談しておいで。」
そして数分後、T君はお母さんと一緒に車でプリンターを取りに来ました。
その後、T君とはプリンターやその他の機械の話をするようになりましたが
彼は今まで見たことのない満面の笑みで、活き活きと話をします。
「この子は本当に機械が好きなんやなぁ」
そして数日後、T君は修理の完了報告をしてきました。なんと説明書付きで！
「なんじゃこれは？」
いろいろ説明してもらいましたが、私としては驚きと感動しかありません。
「君はすごいな！」
「もういつ就職してもやっていけるわ！」
と思いっきり褒めてあげるとT君は
「いえ、まだいろいろと資格を取る必要があるので、すぐには無理です。」
なんやぁ？むちゃくちゃしっかりしてるやんか！
ここまで本格的に修理ができて、説明書まで作成できるなんて本当にすごいです。
いやぁ、授業だけではまだまだ生徒の一部分しか見れていませんね。
今回は本当にびっくりさせられました。
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