こんばんは。
将来伸びる子とそうでない子は会話をすれば分かると言われます。
伸びる子というのは、相手の言葉に対して正確に言葉を返してくる子。
そうでない子は、相手の言葉に対して的外れな言葉を返してくる子。
たくさんの子どもと接していると、たまに会話が成り立たない子もいます。
私 「学校で分数は習った?」
生徒「いやぁ分数はちょっと苦手で…」
この子については、返事が的外れな上に分数に対して苦手意識を持っています。
逆に伸びる子は質問に対して一生懸命に答えようとする子です。
私 「図書室で本を読んだことある?」
生徒「はい。歴史が好きなので歴史の本を読んでいます。」
この質問に対しては「はい。」と答えるだけでも一応返事にはなりますが、さらにどんな本を読んでいるかまで答えてくれています。
また、伸びる子は私達にする質問が鋭いですね。
「おっと、こんなことを聞くか!?」
と思ってしまうような意外な質問をしてきます。
しかし、それは問題に対してきちんと考えているからこそ出てくる質問です。
実際にそのような質問をする生徒は勉強以外にも「何か」に秀でている場合が多いです。
先日、「花まる学習会」の高濱正伸先生がテレビ番組で興味深い話をされていました。
「将来伸びる子は言葉の力を持っています」
「言葉の力は幼少期の親子の会話によってつけることができます」
親と子どもの会話を聞いていると、言葉のやり取りや使い方からその後の子どもの伸び方がわかるということです。
普段から正しい言葉を使って会話をしているか。
分からない言葉があると、積極的に調べる習慣があるか。
親が読書好きで、たくさんの本に囲まれているか。
楽しく読み聞かせをしてもらっているか。
一緒に出掛けたり遊んだ後は感想を言い合っているか。
このような経験が多いほど、子供の中に言葉の力が育まれ、本を読んだり文章題を解く時に大事な言葉を拾い出せるようになります。
また文章で会話をする習慣をつけると、頭の中で文章をイメージできるようになるので、記述問題や作文に活かすことができます。
言葉をあちこちに投げ合うのではなく、お互いの胸元に正確な言葉を投げ合えるような関係が子どもの見えない力を育てるんですね。
ちなみに、子どもにとって効果的な言葉遊びは…
「しりとり」だそうです!
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