こんばんは。
国語の授業でのお話です。
小6の生徒が説明文で選択問題の答えが分かりません。
弊塾はすぐに答えを教えない方針なので
「じわーっ」とヒントを与えていきます。
「もう大丈夫か~!」
というところまで説明してもまだ正解は出ません。
普通であれば、この時点で答えを教えたり
「何で分からないの?」というセリフが出てきそうです。
でも、ここはグッと我慢して(笑)
正解が定まらない理由を聞くと
何とも意外な答えが返ってきます。
「なるほど。原因はそこか~!」
傍線部の文章をきちんと読めていませんでした。
その部分を説明したらすぐに理解してくれました。
このように書くと、簡単に授業をしているように思われそうですが
生徒が理解するまでスムーズに授業を進めるためには
教える側も予習をしておく必要があります。
いわゆる「教材研究」です。
「先生なんだからすぐに教えられるんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
もちろん、自分で解く分には問題ありません。
しかし、生徒に教える場合は違います。
以前こんなお話をしました。
授業で生徒がつまずく様々なケースを想定して
柔軟に対応できる準備をしておくことが大切です。
授業がある教科については必ず教材研究をしています。
大手進学塾に務めていた時は、他の先生の前で
「模擬授業」をしながら授業のポイントを確認しました。
国語(文章題)は他と違ってすぐに答えが出る教科ではないので
特に念入りにしておく必要があります。
教材研究をせず、ポイントが分からないまま授業をすると
「この辺読めば分かるでしょ!」
「ここはこうだからでしょ!」
のような一方的な説明となり
生徒も理解できないという状況に陥ります。
俳優がきちんと役を演じるために
営業マンが客に商品を売るために
医療従事者が患者を治療するために
事前の研究や努力を怠らない。
プロとしては当たり前のことですね。
毎回少しでもいい授業をするために
子ども達がきちんと理解するために
私達も日々精進してまいります!
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