こんにちは。
国語の問題文は、著名な作家さんの作品から引用しているものが多いので、とてもいい文章が多く学ぶことはたくさんあります。
以前は以下の文章について書きました。
今回の授業でも、とても参考になる文章がありました。
1段落目にいきなり問題定義が書かれています。
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「君には“心”があるの?」
「君は“心”を見たことがあるの?」
「そもそも“心”をどう考えたらいいの?」
(中略)
例えば、あなたと友人が二人で同じ種類のアイスクリームを食べているとします。
あなたは甘くておいしいと思って、友人に「おいしいよね。」と同意を求めたとしましょう。
それに対して友人が「おいしいよ。」と答えたとしても、果たしてあなたと同じ「甘さ」や「おいしさ」を感じているでしょうか。
二人が同じアイスクリームを食べて、ともに「甘くておいしい」と表現しても、二人が感じている経験は同じだと言えません。
友人が感じている経験については、友人の言葉や振る舞いからしか分かりません。
(問題文より一部引用)
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この文章では、結論として「他人の心は身体の振る舞いや言葉などを通して、外から見えるもので判断するしかない。」と書かれています。
しかし、それだけではお互いの経験値まで知ることは難しいということですね。
この考え方を文章読解に当てはめてみると
登場人物の「心情」というのは、自分の考え方や意見をねじ込んで考えるのではなく、あくまでも文章に書かれている言葉や振る舞いを読み取ることで理解するしかないということです。
読書と違って文章読解は、一部抜粋された文章からしか知り得ることはできないという前提で考えることが大切ですね。
この授業では、文章読解のポイントをしっかりと伝えることができました!
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