こんばんは。
大手進学塾に務めていた時は、中学受験を目指す6年生が毎年500名ほどいました。
全員を担当するわけではありませんが、勉強合宿や入試対策授業になると各校舎から生徒が集まるので大人数を相手に授業をします。
学力や志望校によってクラス分けされ、教材や授業内容も異なります。
各々の生徒が志望している学校はそれぞれの「カラー」があります。
①偏差値
②私立・国立
③大学実績(指定校推薦)
④男子校・女子校・共学校
⑤校風
⑥宗教や学校行事
⑦部活
⑧地理的要因
各クラスで生徒の表情や姿勢、学習意欲などはまさに「十人十色」です。
授業をする際には「この子達はなぜ中学受験をするのか」ということをよく考えました。
自分の可能性を伸ばすため、難関校に絞って受験する生徒がいます。そのような生徒は上位のクラスを目指し、高いレベルで学力をつけなければなりません。
とにかく地元の公立中学には行きたくないという理由で幅広く志望校を考える生徒がいます。そのような生徒は基礎からじっくりと学び、最終的には学力相応の学校を目指します。
極端な例を2つ挙げましたが、中学受験の目的は生徒によって様々です。しかし、どのような目的であっても、またどのような結果になっても、それはすごく意味があると思います。
小学生の段階では、まだ伸びしろがどれだけあるか分かりません。
常に難関クラスに在籍し、難関中高⇒難関大学に合格した生徒もいれば、算数の点数が一桁しか取れなくても進学した学校で努力して難関大学に合格し、立派に夢を叶えた生徒もいます。
中学受験をする時点での成長段階や精神年齢が学校選びに関わってくる場合もあります。
たとえ入試の結果に満足できなかったとしても、中学・高校でいくらでも挽回できます。
中学受験は全員が必ずしないといけないわけではありません。
中学受験をするには強い意志が必要であり子供を大きく成長させます。
年齢を重ねても、その経験は必ず活かすことができます。
敢えて書きますが、結果がすべてではありません。
今日まで「中学受験生」として努力し続けてきた子供達に
「本当によく頑張った!」
と言ってあげたいです。
そして、「あともう少し頑張れ!」
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