こんばんは。
弊塾では、受験生と同様に他学年の生徒も当然ながら授業しておりまして、どれだけ分かりやすく問題の解説ができるかをテーマに日々励んでおります。
私がまだ塾講師として駆け出しのころ、先輩の先生に言われた言葉があります。
「生徒に10のことを教えるためには、100のことを分かっておくこと」
10のことしか知らないのに、その10を生徒に教えようと思ってもいい教え方はできない。
自分が100知っているうちの10だけを教えようとすると、いろんな教え方ができる。
1つのことを教えるために、先生はその10倍のことを知っておけということです。
確かに、自分の引き出しの中にいろんな知識や解き方を持っていて、その中から生徒が分かりやすいように説明してあげることは大切ですね。
今日の授業での出来事です。
分数が混ざった複雑な約分を要する計算が苦手な生徒がいます。
平面図形の中で、弧の長さや扇形の面積などを求めるときに分数の約分が必要になるので頑張って解いていますが、時間がかかる割にはなかなか正解できません。
家庭でも勉強が進まず、苦労しているようです。
そこで分かりやすく解くことができる方法はないかと思い、分数を使わなくてもいいように比例式から解を求める方法で説明すると、これがすごく分かりやすかったみたいで
「解くのが楽しくなった!」
と言ってくれました。
解き方に得手不得手がある場合は、1つの解き方にこだわるのではなく、別解をいくつか示してあげることで、突然理解できることもあります。
このような経験を繰り返すことで、自分で解く時にもいろんな解法を模索するようになります。
「苦手」を「楽しい」に変える教え方は、私達にとっても最大の魅力です。
またひとり一人の生徒に合った説明をしてあげることができるのは、個別指導の強みであり私達の大切な役目ですね。
●小学生への指導方針やエピソードはこちら!
●ブログ更新情報をお知らせします!
友達追加してくださる方はこちら!
●中学受験を応援します!