こんにちは。
地元の中学校では、2学期の期末テストが終了しました。
対策授業では、毎回「過去問」を解くのですが
定期テストは作成する先生によって問題の特徴があります。
同じ範囲であっても、その年に受けた生徒と比べると点数が低い場合が多いです。
なので、受けてもらう時には必ず「あくまでも参考に」ということを伝えます。
今回も過去問ではあまり点数を取ることができず、その時点で生徒は少し落ち込むわけですが、試験当日に受けた今年度の問題ではきちんと結果を出してくれました。
受験生に対しても同じことが言えます。
入試直前には受験校の過去問を使って演習することがあります。
受ける前には必ず「過去問の扱い方」について説明します。
過去問のメリットとしては
「時間配分に慣れることができる」
⇒本番で時間が足りないということがないように、あるいは点数すべき問題に時間を有効に使うことができるようになれば効果的です。
「出題傾向を把握することができる」
⇒毎年どの単元が出題されるかということではなく、出題された問題を解くためにはどのような力をつける必要があるかが分かれば対策を講じることができます。
「合格するために必要な点数が分かる」
⇒合格最低点が掲載されていれば、例年何割ぐらい正解できれば合格することができるかを確認することができます。
しかし、これらはすべて「参考程度」でしかありません。
そして、何よりも大切なことは
「今年度の受験生は過去問で合否が決まるわけではない」
ということです。
過去問を解いた生徒はうまく点数を取れない場合がありますが、上の説明をすることで、「過去問の扱い方」を理解してくれます。
過去問はあくまでも過去問。
今年度の受験生は「過去問」を解くために勉強しているわけではなく、「今年度の入試問題」で合格するために勉強している。
ということを共有したうえで、過去問のメリットをうまく利用していきたいと思います。
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